ジャケ・ドローは創業280周年を機に、この歴史的な美の伝統を称えます。特別な納品ボックスに収められた、世界限定88本のグラン・セコンド トリビュート(GRANDE SECONDE TRIBUTE)は、このコレクションでは初のイエローゴールド製腕時計です。
このモデルは、遺産を継承しながら現行モデルを進化させようとするジャケ・ドローの精神を示しており、1784年に始まったブランドの歴史を踏襲しています。そこには、近道も妥協もありません。3世紀に渡る高級時計の歴史に触れることができるグラン・セコンド トリビュートは、時代を築いた高級時計の遺伝子を直に受け継いでいます。そしてこの新作モデルも同様に新しい時代を築き上げることでしょう。
このような遺産を宿すブランドは、ピエール-ジャケ・ドローの完成されたデザインを継承しています。12時位置のオフセンターに時分表示インダイアルが配置されており、そのインデックスは2世紀も前からローマ数字とアラビア数字を交差させ、重なり合う2つのインダイアルが優れた視認性を確保しています。6時位置の一回り大きなサークルには秒表示が配されており、ジャケ・ドローのシグネチャー、「8」の字に息吹を吹き込んでいます。このモデルには“高温焼成”エナメルダイアルが採用されています。この古の技術は今も困難を極めており、その技術を持つブランドはほんの一握りしか存在していません。ジャケ・ドローはその技術を駆使するだけでなく、完璧に均一なアイボリーカラーを生み出すことのできる唯一のブランドと言っても過言ではないでしょう。その構成は、グラン・セコンド トリビュートを、その精密な機構が刻む正確な時でもって生き続けさせるのです。
すべて手作業で組み立てられたムーブメント Caliber 2663は、現代性を際立たせています。この自動巻きムーブメントはツインバレルを搭載して、およそ3日間のパワーリザーブ(68時間)を確保しています。その精度はシリコン製(ヒゲゼンマイおよびアンクルの先端)の脱進機により保証されており、温度変化や磁場の影響を受けません。ローターにはグラン・セコンド トリビュート独自の2つの装飾が施されています。1つは手作業による伝統的なギョーシェ装飾で、もう1つはブランドのシンボルである2つの星です。このポリッシュ仕上げが施された星々はジャケ・ドロー父子を表しています。彼らの遺産は歴史という名の天空で輝きを放ち、今日また新たな1ページを刻むのです。