ジャスティン・ビーバーやバレンシアガとのコラボで話題の「クロックス」 そのマーケティング戦略とは

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ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」とのコラボが世界的に話題となり、「ビームス(BEAMS)」とのコラボは即完売するなど、このところ「クロックス(CROCS)」が注目を集めている。「クロックス」は、つま先を丸く覆ったフォルムのサンダルが定番商品で、自分の好みや気分に合わせて付け替えができるジビッツ™チャームが特徴だ。約170gと非常に軽く、陸でも水中でも履けることから、水陸両方で生息するワニに因んで「クロックス」と名付けられた。ブランドが誕生してから来年で20年を迎え、展開するスタイルは120種類を超え、現在までに累計で1億足以上を売り上げている。「ブランドをどれくらい人格化できるかということをつねに意識している」と語るのは、クロックス・ジャパンのマーケティング部・部長の出倉成昌氏だ。注目を集める「クロックス」のマーケティング戦略について出倉氏に話を聞いた。

SEVENTIE TWO(以下、SVT):「クロックス」は2002年のローンチから瞬く間にグローバルブランドに成長しました。どういったことが要因でしたでしょうか。出倉成昌(以下、出倉):ポイントはふたつあったと思います。まずひとつは、「クロックス」は、フットウェアの中でクロッグサンダルというカテゴリーに分類されますが、ビーチサンダルでもなくスリッポンでもない特異なデザインの新しさで多くの人を魅了しました。もうひとつは、機能性です。もともとはボートシューズとして誕生したサンダルですので、脱ぎ履きが楽なうえに水に濡れても滑りにくく、汚れても手入れが簡単で、何よりその圧倒的な履き心地が受け入れられました。「これ、すごい楽じゃん!」などの口コミ効果もあって、「クロック」は一気に認知拡大につながりました。グローバルブランドに成長したことで、クロッグサンダル自体の普及にも、そのカテゴリーの市場拡大にも貢献したと思います。

SVT:ジャスティン・ビーバーや「バレンシアガ」とのコラボでグローバルでの存在感がさらに増しているようです。出倉:ジャスティン・ビーバーのようなスーパースターとのコラボや「バレンシアガ」のようなラグジュアリーブランドとのコラボなど、他がやらないような話題性のあるコラボを継続してリリースすることで非常に勢いのあるブランドだと感じていただけているのではないでしょうか。一方で、こうした奇想天外なコラボレーションだけではなく、社会的責任を担うことを非常に意識しているブランドでもあります。パンデミックが悪化の一途を辿り始めた昨年3月に医療従事者向けの無料寄付のプログラムをグローバルで実施し、86万足以上のサンダルを寄付しました。フットウェアブランドとしてやらなければいけないこと、そして企業としてやらなければいけないことを具体的なアクションを通して取り組むことを大切にしているブランドなので、そういった意味でも1つの文脈にとらわれずさまざまな分野で存在感を高めることができていると感じています。

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